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館盛 勝一; 伊藤 泰男*
Journal of Nuclear Science and Technology, 16(1), p.49 - 56, 1979/00
被引用回数:12高レベル廃液の群分離処理等において有用と考えられている抽出剤のジ2エチルヘキシルリン酸を、Co線で照射し、その放射線分解を調べた。主な分解生成物は、モノ2-エチルヘキシルリン酸、正リン酸、アルカン類等であり、分解プロセスは、アルキル基の段階的切断と考えられた。線照射によって、3-メチルヘプチルラジカルCHg-C(CH)-CHが大きなG値で生成する事から、その生成プロセスも議論した。
館盛 勝一; 中村 治人
Journal of Radioanalytical Chemistry, 52(2), p.343 - 354, 1979/00
希土類元素と超プルトニウム元素の分離に用いられるTALSPEAK型溶媒抽出法の研究の一環として、その放射線による効果を調べた。DEHPA抽出剤、DTPA溶液、そしてこれらの混合相をそれそれCoの線で照射し、Am(III)とNd(III)の抽出分配比Dfと分離係数を測定した。Dfはいかなる成分の放射線照射によっても上昇したが、はDTPA溶液あるいは混合相の照射において減少した。これらの影響は特にDTPAの分解によって顕著に現れた。さらに、水相が硝酸系と乳酸系とでは放射線効果は大きく異なった。すなわち、乳酸の存在は、DEHPAやDTPAの分解を保護し、その結果Dfやの変化は極めて小さく押さえられる。従って、DEHPA-DTPA-乳酸系の抽出系は高レベル廃液等の処理において~200Wh lまでの吸収線量でも十分安定であると考えられる。
館盛 勝一
JAERI-M 7534, 10 Pages, 1978/02
超プルトニウム元素等の分離に用いる抽出剤di(2-ethyl-hexyl)phosphoric acid(DEHPA)の放射線分解を調べる研究の一環として、60MeV電子線および制動X線による照射実験を行った。その場合、試料の吸収線量を測定するために熱量計を利用した。すなわち、線量率既知の線により予め補正した熱量計を、60MeV電子加速器の試料照射位置に置き、ビーム位置モニターでビーム電流を測定しながら熱量計の応答を記録した。得られたビーム電流と試料の吸収線量との検量線を用いれば、ビーム位置モニターのみで照射試料の吸収線量を推定することができる。DEHPAと同時に水も照射して両者の結果を比較したが、60MeV電子線あるいはX腺照射では、吸収線量に差は認められなかった。